---- 里山保全腐植農法プロジェクト -----
(栽培事例B)
■腐植マルチ・・・ 合理的な除草対策です。
無農薬で最大の苦労は雑草との闘いです。夏場の降雨の後は驚くほど一面雑草が芽をだし生い茂ります。
明けても暮れても毎日が雑草の駆除作業ばかりです。これは大変な労力と時間を費やす無農薬栽培の大仕事です。
また、せっかくの肥料も雑草の養分になり栽培作物の成長が阻害されてしまいます。
通常のビニールマルチでは通路や根の付近は防げません。また追肥や散水が難しいところがあります。
腐植マルチ(敷き詰めた腐植)は雨により土壌に有効な成分(微量要素等)を浸透させます。
それらが微生物と有効に働き作物の生育を更に促進させることになります。
肥料効果となり一石二鳥以上の働きをします。
(新潟県十日町市 某圃場-2015.08)
■大和芋生産
大和芋は農薬に強いといわれ、通常除草剤を多く使用し、支柱を立て蔓を這わせ栽培しますが、
無農薬で挑戦しました。畝と通路に腐植を敷くことにより、雑草を抑え蔓を地這させ栽培しました。
試験年度では元肥が少な
かったため、腐植を敷き追肥し、除草対策も兼ました。ND-13、腐植水を土壌・葉面噴霧し生育促進しました。
●下画像の土壌露出部分は腐植を敷いています。雑草が抑制され、きれいな状態となっています。
この方法で、圃場では、きゅうり、茄子、人参などを完全無農薬で栽培しています。
味はもちろん瑞々しく甘くやわらく美味しい。
畝、通路に腐植を敷くことによって雑草発芽を抑制する
(腐植を畝に2~3㎝敷く)
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