里山保全腐植農法

---- 里山保全腐植農法プロジェクト -----

(コンセプト)
■腐植農法とは・・・

肥沃な土壌とは?」と問われると、ほとんどの方は「黒くて・・」、「フワフワな・・・」と答えるのではないでしょ うか?実は「黒くてフワフワな土」をつくっているのは「腐植」です。つまり、腐植の多い土は肥沃で農地の 生産性が高いといえるのです。肥沃な土壌は作物の収量をあげるだけではなく、病害に強く、作物本来の 美味しさを表現します。
肥料や農薬を減らした環境保全型の農業、そして有機農業では、土壌に有機物を入れることが重要だと いいます。「腐植」は土壌有機物の最も安定的な形態なのです。
有機物は様々な微生物の関与と土壌の無機成分などの関与を受けて長い時間をかけて最終的に不定 形の高分子有機化合物である腐植となります。
腐植の生成過程ではその(腐植化)の進行に伴い、色調が黄色→赤褐色→黒褐色とどんどん暗色に変 化していきます。したがって、一般的に黒っぽい土壌は腐植の含有量が多く肥沃であるとされています。
さらに、腐植は土壌の団粒化に重要な役割を果たします。団粒化した土壌は水分保持性能や通気性を確 保し、多様な生物相を提供します。また、PHの急激な変化などに対する緩衝能が高まります。
~株式会社リープスホームページ参照~ 「肥」は人間の勝手な思い込みであり、植物の要求ではありません。有効で安全な肥料とは、微生物が作 り出す酵素やアミノ酸、乳酸菌等の有機酸、各種ビタミン、を含む肥料化物質のことです。化学肥料、薬 剤使用は土壌中の微生物利用がしにくくなり、土壌物理性が低下します。腐植農法では腐植を土壌改良 資材として、土壌を還元領域に改良し微生物の活性環境をつくり、土の清浄度と肥沃度を向上させます。
■腐植とは
腐植とは堆肥にあたる物質ですが、一般の堆肥と異なることは微生物がこれ以上分解できないレベルま で高分子化されている物質のことを腐植と呼びます。腐植は、常に高分子化方向へ化学反応を起こす状 態〈還元方向)の物質で、浄化能、微生物活性化能、保湿力、通気性、殺菌力を兼ね備えたものです。
有機物が微生物の作用により徐々に分解してできた黒褐色のもの。植物の肥料としてすぐれています。
土壌有機物に関して、腐植、腐植物質、腐植酸、フミン酸、フルボ酸など、似たような言葉があります。




---- 里山保全腐植農法プロジェクト -----